賃貸住宅で人気の設備、宅配ボックス
ネット通販での買い物が当たり前となった昨今、賃貸住宅市場でも宅配ボックス付きの物件の需要が高まっています。確かに宅配ボックスがあれば、不在時に商品が届いても置き配してもらえるので、特に単身世帯には助かるはずです。ただ商品のサイズや個数、種類(冷凍食品、貴重品)によっては利用できなかったり、盗難のリスクがあるのも事実です。
今では、よりセキュリティの高い電気式の宅配ボックスを設置した賃貸の集合住宅も増えてきました。しかしこのタイプは導入費や電気代、メンテナンスにコストがかかるため、管理費も高くついてしまいます。賃貸探しをしている側にすれば、希望するエリアで予算に見合い、尚且つ宅配ボックスを利用できる物件が見つかるとは限りません。
個人用の宅配ボックスを設置する場合
ただ宅配ボックスがない物件でも、家主や管理会社の許可を得れば、入居者が自分用のボックスを設置できる場合もあります。とは言え賃貸住宅である以上、壁に穴を開けるなど、工事が必要なボックスは設置できません。個人用の宅配ボックスも市販されていますが、使うなら折り畳み式や置き型が妥当でしょう。施錠方式も色々ありますが、セキュリティ面では南京錠を使った簡易なタイプより、ダイヤル錠の方が安心です。
また宅配ボックス自体が置き引きの被害に遭う可能性もあるので、本体をワイヤーやチェーンでしっかり固定しておきましょう。ボックスの容量は小さすぎると荷物が入りきれず、逆に大きすぎると共用部分にはみ出してしまい、他の居住者に迷惑がかかります。自分がネット通販でよく購入する商品の品目や、家主の意見を聞きながら、適切なサイズの個人用宅配ボックスを選んで下さい。
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